猫の爪とぎの大切さ。おすすめのキャットタワーも紹介
- 2019.06.28
- 室内生活
猫にとって爪とぎとは本能のようなもので、日常的に爪とぎがしやすい環境をきちんと整えてあげることは、猫飼いの使命であるとも言えます。
今記事では、猫の爪とぎの大切さや、爪とぎグッズの材質や選び方などについてお話していきますね。
猫の爪とぎの重要性
まずは、猫が爪とぎをする理由をピックアップしてみましょう。
爪のケアをしている
爪とぎをすることで、古くなった薄皮を取り除くことができます。野良猫や外に出る猫の場合、いつでも鋭くきれいな状態を保つことで、外敵に備えているという説も。
ストレス解消・気分転換
鳴いているのにかまってもらえなかったり、叱られたりした後、ガリガリと爪を研ぎ出すのはストレスを発散しようとしている様子のあらわれです。
あまりにも爪とぎを頻繁にしているようなら、ストレスを溜め込んでいるおそれもあるので注意。猫ちゃんを取り巻く環境の見直しが必要かもしれません。
マーキングの為
猫の爪とぎにはマーキングの役割もあります。猫の肉球の間には「臭腺」というものがあって、爪とぎにより自分の臭いをこすりつけることで縄張りを主張するのです。
自己アピール
飼い主の前で、見せびらかすように爪をとぎはじめる猫ちゃんの姿を見たことはありませんか?
実はこれにも意味があって、「私を見て!」という自己主張をしている場合があるのです。
遊んでほしかったり、食事や飲み水がほしいと思っていたりする時に爪とぎをする事が多いので、猫ちゃんのメッセージをきちんと受け取ってあげましょう。
多種多様な爪とぎの材質
次は、猫にとっても好みが分かれる「爪とぎの材質」について紹介していきます。
オーソドックスな紙・ダンボールタイプ
爪とぎ器に特に多い素材です。ホームセンターなどで安く購入できるのがメリット。
爪が引っかかりやすくこの材質を好む猫ちゃんも多いですが、いかんせん強度が弱い為、力の強い子だとすぐにボロボロにしてしまう場合も。クズが散らかりやすいのでこまめに掃除する必要があります。
木材タイプ
木材タイプは高い耐久性がメリットで、削りクズは多少出ますが、本来なら木で爪をといでいる猫の習性に適した素材です。
麻・綿・布タイプ
麻縄や綿縄、布などを使った爪とぎ器は削りクズが出にくく、強度もそこそこ強いのがメリット。キャットタワーや柱など、好みの場所に巻きつけるなどすれば自作も可能です。
設置も基本は床に敷くだけでOK。特に布タイプだとおしゃれなデザインのものが多く、インテリアとしても有能です。
爪とぎができるキャットタワーのタイプ
最後にあると便利な「爪とぎ用キャットタワー」を、据え置きタイプと突っ張り棒タイプに分けて紹介していきます。
多頭飼いにも!据え置きタイプ
据え置きタイプのキャットタワーは、頑丈で安定性が高いのが魅力。
床に置くだけですぐ猫が遊べるため、簡単に遊び場を完成させられますし、小型タイプなら移動も楽々です。
ただし底が薄い、もしくは支え柱の本数が少ないタイプだと、ぐらつきやすく猫が遊んでいるときに倒れてしまう危険性がある為注意です。
据え置きタイプのキャットタワーで全長が高いものを選ぶ時は、底がしっかりしていてぐらつかず、できれば柱の本数が多めのものにしましょう。
猫の満足度アップ!突っ張り棒タイプ
突っ張りタイプのキャットタワーは、天井まで届くほど高くできるものが多く、猫がより満足して遊べる場を作れるのがメリット。
突っ張りが緩むと倒れてしまい危険なので、頻繁に棒が緩んでいないか確認しなければならないのが少しばかり手間と言えます。移動させる時が面倒なのもデメリットです。
突っ張りタイプは据え置きタイプよりも軽くて倒れやすいため、大型の猫よりは小型の猫を飼っている人に向いています。
まとめ
爪とぎを設置する時は、掃除の楽な麻・綿・布タイプと、猫の好みに近い紙・ダンボール・木材タイプ、どちらも用意しておいて、あらゆるタイプの爪とぎに慣らしてあげるのが良いと思います。
キャットタワー型は安全性や設置しやすさを考え、個人的には据え置きタイプがオススメです。
爪とぎは猫にとって欠かせない日常動作。ぜひ満足に爪とぎできる環境を整えてあげてくださいね。
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