猫の平均寿命は?年齢に応じたケアをしよう!
- 2019.07.18
- 室内生活
生き物である猫にも当然寿命があり、いつかはお別れしなくてはならない時がやってきます。
一般的に私達人間よりもはるかに寿命が短い猫ですが、年齢・体調に応じて適切なケアをすることで、愛猫と過ごせる時間が大幅に伸ばすことも可能なのです。 そこで今回は、猫の平均寿命や、年齢に応じたケアのポイントについてお話していきたいと思います。
猫の平均寿命は?人間でいうと何歳?
猫の平均寿命については様々な統計があります。最も多いものが「平均寿命は15〜16年」という説です。人間年齢に換算すると、だいたい76〜80歳あたりになります。
しかし、上記の平均寿命は野良猫も含めた場合の平均値なので、飼い猫の場合はもう少し平均寿命が長いとも考えられています。また、長毛種よりも短毛種、純血種よりも雑種、雄猫よりは雌猫の方が寿命が長い傾向です。
実は猫の平均寿命は年々上がってきており、加齢により罹患しやすいガンや慢性腎不全の予防方法も増えてきています。
ガンや慢性腎不全は猫の死因のトップクラスとされる病なので、これらを事前に予防できていることにより、寿命も通常よりは伸ばすことができるという見解もあるようです。
猫の年齢別・育て方のポイント
愛猫に長生きしてもらい、少しでも長く一緒に暮らす為に、私達飼い主ができることは数多くあります。
代表的なものが、幼少期から定期的に健康診断を受けさせて、獣医さんから育て方におけるアドバイスをもらっておくこと。他には愛猫の健康を考えた食生活を心がけてあげることなどです。
他にもライフステージ別に注意しておきたい、心がけたいポイントなどをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
幼年期(出生〜生後6ヶ月)
体と心の成長が1番目立つ時期で、まだ免疫力や体温調節機能が充分でない為に体調を崩し易いので注意が必要です。 成長するにつれ体重が増えていくのが普通なので、もし減っていく場合は病院に連れていくようにしましょう。
少年期(生後7ヶ月〜2歳)
猫は1歳半あたりで成猫となるので、この時期に個体としての体重がだいたい定まってきます。
発情期も始まる時期なので、成猫になったあたりの段階で避妊・去勢手術を受けさせてあげてください。完全室内飼いの猫を避妊・去勢していないままだと、猫自身が辛いですし、健康を阻害する原因にもなりかねません。
青年期(3〜6歳)
子供のようにはしゃいでいた頃と違い、少しずつ行動に落ち着きが出てきます。 少年期に比べると少し睡眠時間が増える子もいますが、基本的にはまだまだ遊びたい盛りなので、時間がある時には遊び相手になって、お気に入りのおもちゃも用意してあげてください。
壮年期(7〜10歳)
やや老化の兆しが表れてくる時期で、運動量と代謝が落ちるので肥満には気をつけてあげてください。
また、猫は腎臓病にかかりやすい生き物なので、肥満と合わせて食事には気を遣う必要が出てきます。肥満予防や下部尿路ケア、毛玉ケアなどのキャットフードを取り入れるのがオススメです。
このあたりから定期検診の頻度を年に1〜2回にするなど、回数を増やすことで病気の早期発見にも繋がりやすくなります。
中年期(11〜14歳)
内臓機能が衰えてくる頃で、ガンや腎不全といった病気にかかりやすくなる為、定期健診や血液検査は忘れずにしっかりと受けるようにしてください。プロの獣医さんからの生活・食事などのアドバイスもきちんと参考にしましょう。
猫ちゃんによっては、1日の多くを寝て過ごすようにもなりますので、休みやすい環境を整えてあげてください。
高齢期(15歳以上)
人間の高齢期と同様、ガンや腎不全などに加え、認知症など様々な病気を発症しやすくなるので健康管理を今まで以上にしっかりしてあげましょう。
歯、足腰など様々な部位も弱ってきます。食事はドライフードだけでなく、柔らかいウェットフードも常に用意しておいてあげてください。
また、粗相もしやすくなるのでトイレはいつでも行けるようにベッドのすぐ近くに置いてあげると良いでしょう。猫ちゃんによっては介護が必要になる子もいます。
まとめ
愛する猫ちゃんと少しでも長く一緒に暮らす為には、幼少期から常に健康に気を配っておくことが大切です。
余裕があれば飼育日記を付けておき、猫ちゃんの些細な変化を書き留めておくことで、いざ体調を崩した時などの原因究明にも役立ちます。
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