多頭飼いの秘訣とは?猫同士の相性・年齢差が大切
- 2019.12.24
- 室内生活
猫同士の関係が心配になる多頭飼い。特に事情があって後から猫を受け入れることになった場合は、先住猫とうまくやっていけるのか心配になりますよね。
今記事では「多頭飼い」をテーマに、メリットやデメリット、注意点、関係をうまくいかせるポイントなどについて言及していきたいと思います。
多頭飼いのメリット・デメリット
まずは、多頭飼いのメリットやデメリットについてまとめてみました。
メリット
多頭飼いのメリットと言えば、やはり猫達の運動不足が解消されることでしょう。特に若い猫の場合、じゃれ合ったり、追いかけっこしたりする相手がいるので、運動不足にはなりにくいようです。
また、多頭飼いの場合は猫ちゃん同士でじゃれ合う過程で甘噛みなどの力加減の方法を覚えていきます。中には他の猫ちゃんにしつけができる猫ちゃんもいるので、意外にも飼い主より頼りになるケースも。
デメリット
デメリットは言うまでもなく、先住猫の負担になる可能性が高いということ。「自分の縄張りに侵入された」「飼い主を取られるかも」と感じる子が多い為、慣れるまでは精神的に負担を与えてしまうかもしれません。
また野良猫を保護して飼う場合、感染症が先住猫にうつってしまう恐れもあるので、両者を接触させる前に動物病院へ連れていくのは必須です。
多頭飼いをする時の注意点
次に、多頭飼いをする時の注意点もしっかり頭に入れておきましょう。
年齢差・性別による相性に注意
基本的には若い年齢の猫ほど多頭飼いがうまくいきやすいとされているようです。また年齢と性別によっても相性が大きく変わってきます。
【相性の良い例】
・メス猫同士…最初は反発し合うもののお互いの存在に慣れやすい
・もともと身内だった猫…血が繋がっている猫同士は好相性
・若い猫同士…若い猫の場合体力があり、猫が増えても身体に負担がかかりにくい
・オス猫とメス猫…異性同士なので好相性。避妊・去勢は必須
【相性の悪い例】
・オス猫同士…オスは縄張り意識が強く反発しやすい
・高齢猫と子猫…高齢猫は体力が落ちてきている為、子猫のヤンチャさについていけない恐れが
性格面での相性に注意
上記の点に加えて、猫同士の性格が合っていることも大切です。やはり大人しい子同士ならうまくいきやすいでしょう。
活発な子同士なら最初は反発するかもしれませんし、性格によっては一方がいじめられてしまう恐れもあるので、飼い主がしっかり指導する必要があります。
多頭飼いをうまくいかせる秘訣
多頭飼いをうまくいかせるには猫同士の関係を飼い主が意図的にリードし、複数匹でも過ごしやすい環境を整えてあげるのがポイントです。具体的には以下のような点を心がけていきましょう。
先住猫を優先する
同時に2匹以上を飼い始めたという場合は特に問題ないのですが、そうでない場合は注意が必要です。
というのも、猫は縄張り意識が強い動物。飼い猫にとって自宅内は自分のテリトリーになる為、そんな中に突然「新しい猫」がやってくると、やはり先住猫にとってはストレス・脅威となってしまうようです。
これは先住猫の性格・性別・年齢にはあまり関係無い様で、だいたいの子はストレスを感じて攻撃的になったり、体調を崩したりする恐れがあります。
先住猫が先輩で、後から来た子が後輩というのを猫達自身が理解できるまで、飼い主が意図的にリードすることが大切です。
トイレ・ご飯・お水の数に注意
多頭飼いをする時は、ご飯は必ず1匹ずつ別のお皿を用意してあげてください。トイレは基本的には「猫の数+1個」のトイレを設置するのが正解。家のスペースの関係でそれが難しそうなら、こまめに掃除をしましょう。
お水も、お皿に合わせて1匹ずつ用意するのが基本で、できれば複数の場所に置けるとベストです。
間違ってもお皿やトイレをひとまとめにしようとしないでください。猫ちゃん達が大きなストレスを抱えることになります。
まとめ
多頭飼いの時に先住猫と新しく迎えた猫ちゃんがうまくいくポイントは、最終的には「慣れ」です。その慣れるまでの過程を飼い主がしっかりサポートすることで猫同士の精神的負担も減りますし、仲良くなるスピードも早まることでしょう。
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