猫の全自動トイレの基本知識!メリットとデメリットも紹介
- 2020.01.06
- 室内生活
猫のトイレも時代に合わせて進化してきました。最近、その頭角をめきめきと現してきているのが「全自動トイレ」。
これはしばらくの間、ほとんど手を加えなくても機械が勝手に清掃してくれるという最新型のトイレです。今回はそんな全自動トイレをテーマにお話を進めていきたいと思います。
猫の「全自動トイレ」って?
全自動トイレは、猫の排泄物をセンサーが自動で感知して、排泄物を除去してくれるという非常にハイテクで近未来的ともいえるトイレです。
猫がトイレに入ると同時にセンサーが反応し、センサーの作動後数分から20分程度経つと、オシッコで固まった猫砂や排便した部分のみを取り除き、勝手にトイレの下に落としてくれます。
トイレの下に溜まった排泄物はさすがに自分で取り除く必要がありますが、それでも数日から週1回のペースで捨てる形で良いので、普通のトイレに比べて清掃が段違いに楽になることは間違いありません。
猫の全自動トイレのメリットとデメリット
全自動トイレは使い慣れると他のトイレには戻れないくらい掃除が楽になる製品ですが、メリットだけでなくデメリットと言えるものもあるので、取り入れるかどうかは事前に検討することが大切です。
ここでは全自動トイレのメリットとデメリットについて紹介していきます。
全自動トイレ・メリット
1番のメリットと言えるのは、やはり排泄物の処理が楽になることです。手を加えるのは最短の場合でも数日に1回だけ、それも下に落ちた排泄物をビニール袋ごとくるんで処分するだけで良いので、かなりの時短効果になります。
また、全自動トイレは排泄物が下に落ちることで物理的に臭いがシャットアウトされる様になっているので、猫トイレ特有の臭いも緩和されていますし、衛生的にも良いです。
仕事などでいつも忙しく、1日のうち家を空けている時間が多い人にとってはとても大助かり。いつでも常に綺麗なトイレが使えるという意味で、猫側からしてもメリットがあります。用を足すと毎回掃除してくれますので、1台で3匹まで使用できるのも多頭飼いの人にとっては魅力です。
全自動トイレ・デメリット
全自動トイレのデメリットと言える点はやはり値段が高いところでしょうか。安いものでも1万円程度、高いものなら10万円近くする製品もあります。製品によっては専用の猫砂やゴミ袋を購入する必要があるので余分なコストがかかりがちです。
また、全自動だから全く何もしなくていいというわけでもなく、猫砂の補充やトイレ本体の掃除も定期的にしなくてはなりませんし、トイレが故障してしまうリスクもあります。
後は猫ちゃん自身が気に入ってくれるかどうかも大切ですね。ほとんどの猫は慣れれば使ってくれる傾向ですが、時々全自動トイレを嫌がる子もいるのは事実です。
最近の全自動トイレは音の静かな製品がほとんどですが、猫は音に敏感な動物なので、神経質な子や怖がりの猫ちゃんはモーターの音が苦手でトイレに入らない場合もあります。
全自動トイレにはどんな製品があるの?
普通の猫トイレにもカバー有りやカバー無し、ハーフカバータイプ、システムトイレなど様々なタイプがありますが、全自動トイレも以下の様に何種類かタイプ分けされています。
従来のトイレをイメージしたタイプ
見た目はオーソドックスな猫トイレなので、普通のトイレに慣れきった猫ちゃんでも順応しやすいのが魅力です。
製品数も多く、約1ヶ月もの間お手入れが不要なものや、タイマー付きで清掃のタイミングをある程度操作できるものなど様々。別売りでカバーが売っている製品もあります。
ドーム型の様なロボットタイプ
丸型の宇宙ポッドのようなロボットタイプの全自動トイレで、「キャットロボット Open Air」などが有名ですね。
猫の入りにくい、真っ暗な閉鎖的な空間と思いきや中は広さがある為案外猫も慣れやすく、夜はLEDライトが点灯して視認性も良くなります。簡単に分解してパーツ毎に洗えるようになっているのでお手入れもラクラク。
まとめ
全自動トイレは毎日掃除しなくて良いことと、臭いがある程度軽減されるのがメリットです。反面、本体代金や維持する為の費用面が高いのと、人によっては本体の掃除が面倒というデメリットも。
自分の経済事情、生活スタイル、猫ちゃんとの相性も考慮して、全自動トイレを取り入れるかどうか事前によく検討してからの購入がオススメです。
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