猫のしっぽによる感情表現。振り方で気持ちを読み取ろう
- 2020.01.22
- 室内生活
ふわふわの手触りがたまらない猫のしっぽは、その動かし方により気持ちを表現する役割も担っています。
猫は言葉を話せませんから、しっぽや鳴き声から健康状態や感情を読み取る方法を知っておけば、猫と一緒に暮らすにあたり非常に役立つでしょう。今記事では猫のしっぽの動きについて、詳しく解説していきますね。
嬉しい時、機嫌が良い時のしっぽの状態
まずは、機嫌の良い時や安心している時のしっぽの状態について解説します。この仕草になっている時は、特に心配せず放っておいて良いでしょう。
しっぽをピンと真上に立てる
機嫌が良い、リラックスしている、嬉しい時などの気分が良い時のしっぽの状態です。自分の縄張りの中にいて、自信満々の状態と思われます。
また、ご飯がほしい時や構ってほしい時にもよく見られる仕草なので、猫ちゃんが何を要求しているのかきちんと読み取ってあげましょう。
しっぽを大きくゆっくりと振る
こちらも比較的機嫌のいい状態で、リラックスしている時、安心している時などに見られます。
また、興味があるものを見つけた時や疑問がある時、観察している時などにも、ゆっくり大らかにしっぽを振っていることも。
座りながら縦にゆっくり動かす
リラックス中、穏やかな気持ちでいる時などに、「これから何をしようかな?」と考えているときのしっぽの状態です。
ご飯もトイレも済ませて比較的満足しており、不安感の少ない状態と言えるでしょう。
不機嫌な時、体調が悪い時のしっぽの状態
次に、不機嫌な時や体調が悪い時のしっぽの動きを解説します。以下の仕草をしていたら、そっとしておくか、健康状態を注意して見てあげて下さい。
しっぽを毛を大きくふくらませる
興奮状態・闘争心が強まっている時にこのようなしっぽの立て方をします。相手に対して恐怖を感じている時、しっぽの毛を逆立てて大きく見せることで自分を大きく見せようと頑張っている証。
攻撃的な気持ちになっていることが多く、猫同士の喧嘩の時や、おもちゃで遊んでいて興奮した時などになりやすいです。
しっぽをダラリと下げる
怒られるなどして落ち込んでいる時や、体調が悪い時のしっぽの仕草です。しっぽがカーブを描くように下がっている場合は、緊張状態や臨戦態勢になっていることも。あまり刺激しないようにしましょう。
しっぽを激しく振る
抱っこされていて嫌な時、構われすぎて嫌な時など、イライラしている時によく見られます。著しく不機嫌な状態なのでそっとしておくべきで、下手に触ると噛んだりひっかかれることも。
ちなみにしっぽを小刻みに激しく振っている時は、不機嫌なのに加えて、落ち着かない状態であることも示しています。闘争心の表れです。
その他、色々なしっぽの状態
その他のしっぽの動かし方で多いものについて解説していきます。特に恐怖心を感じている時の仕草は、猫ちゃんのストレスがMAXに近くなっている状態です。すぐに気付いてあげられるよう、覚えておいてくださいね。
しっぽを縦にパタパタ振る
考え事をしている時に多いしっぽの振り方です。子猫をあやす時にする子もいます。似たような振り方ではしっぽの先をピクピク動かすように振るパターンもあり、こちらは獲物を狙い神経を研ぎ澄ましている時の振り方です。
しっぽを足の間に挟む
恐怖を感じている時のサインで、股の間からしっぽをお腹側に回してお腹を隠すような仕草になります。これはまったくかなわないと感じている相手に服従する気持ちを表しているようです。
動物病院や新しい場所へ行った時や、知らない人に抱っこされた時の不安感によるケースも考えられます。
しっぽの先だけゆっくり動かす
寝ている時に声をかけると、このような仕草をすることがあります。これは起きるのが面倒な時や、返事をしている証で、ひとつの条件反射とも言えるでしょう。
まとめ
猫は表情があまり豊かでない分、しっぽの動きや鳴き方で私達に感情を伝えてくれています。猫とコミュニケーションを取るための大切な手段なので、覚えておくと必ず役に立つはずです。
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