飼い猫用安全ガイド。家の中だって油断は禁物!
- 2020.02.03
- 室内生活
外での事故や怪我から身を守るのはもちろん、他所の家に迷惑をかけない為にも、猫は完全室内飼いが基本とされています。
ところが、室内であっても猫にとっての危険はいっぱい!愛猫が不慮の事故で痛い思いや苦しい思いをしないように、我々飼い主がよく注意しておく必要があります。
そこで今回は、猫を飼うにあたり室内環境で気をつけるポイントについて説明していきます。
猫は完全室内飼いが鉄則
猫はそもそも外飼いが必要ない動物です。家の中は猫にとって最も安全な縄張りであると言えます。環境さえきちんと整えてあげれば、猫は家の中だけで十分満足できる動物なので、本来は外に出す必要性が無いのです。
逆に、自由に外に出入りさせることで、以下のような命の危険に晒されることも考えられます。
・誘拐される
・虐待される
・交通事故に遭う
・野良猫との喧嘩で負傷する
・病気をうつされる
・その他、怪我などで帰ってこられなくなる
また、他所の家でウンチやオシッコをしたり、花壇を荒らしたりなど迷惑行為をしてしまうケースも多いです。
上記のような理由から、猫を外で飼うことは本来望ましくないと言えるでしょう。野良猫の平均寿命が飼い猫に比べて著しく低いのも、安全性の低い外で暮らしているからこそのデータであると考えられます。
安全な屋内環境を整えてあげよう
飼い猫は野良猫に比べると危機感知能力が衰えています。高齢になってくるとよりその傾向が顕著です。屋内での不慮の事故から飼い猫を守る為に気をつけておきたい点をピックアップしておきますので、参考にしておいてくださいね。
ベランダを開けっ放しにしない
ベランダから脱走し、近所の家のベランダや庭に入り込んで迷惑をかけてしまう恐れがあります。また、高層マンションなどの場合足を踏み外して落ちてしまうなどの危険も考えられるので、ベランダは必ず閉めきっておきましょう。
「網戸なら開けないので大丈夫」という猫ちゃんもいますので、そこは猫の性格によって臨機応変に対応してください。
お風呂の水は抜いておく
地震対策などでお風呂の水を貯めておく家庭も多いですが、猫を飼っている場合はあまりおすすめできません。
猫はお風呂場が大好きなので油断するとうっかり入り込み、湯船に落ちて溺れてしまう危険性が考えられるからです。
洗濯機を開けっ放しにしない
猫によってはわずかなスキを見て、開いている洗濯機の中に入り込んでしまう子もいます。それに気付かず蓋を閉め、洗濯機を作動させてしまう危険性があるので、一瞬たりとも洗濯機を開けっ放しにすることはおすすめしません。
梅雨の時などは気になってしまうかもしれませんが、「洗濯機は開けたら閉める」これを徹底しましょう。
重いものや熱いものを持つ時は周りを確認
重いものや熱いものを持って歩く時、周りに猫がいないかよく注意しておきましょう。うっかり手を滑らせ落としてしまった場合、猫が大怪我をする事があります。
高い所に重い物や熱いものを置くこともできれば避けましょう。なんらかの弾みで落ちた時、猫が下にいると当たって大怪我をする危険性もあります。
油を扱う時は周りにいないか確認
揚げ物などで油を扱う場合、油が跳ねた時や地震などでこぼれた時、猫にも当たる危険性があります。
料理で揚げ物をする時はなるべく猫を近寄らせないようにしてください。
小さな物の誤飲に注意
飴玉やビーズなど、猫が誤飲しそうなものはなるべく外に出しておかないようにしてください。窒息事故に繋がる恐れがあります。
ネジや画鋲など尖った物も危険なので、置き場所には十分に注意しましょう。
電源コード類はむき出しにしないように
猫は紐類が大好きです。毛糸や藁などはもちろん、電源コードにも目がありません。
注意しておきたいのが、コンセントに挿しているコード類です。これを猫がかじってしまうことで、感電事故や火災に繋がる恐れがあります。コード類はカバーをするか、固定するなどしておきましょう。
クローゼットやタンスに入り込まないよう注意
クローゼットやタンスが少し開いていると、そこから自分で開けて入り込んでしまう子もいます。
中には自分で出られなくなってしまうケースもあるので、飼い主がよく注意しておきましょう。クローゼットの開け閉めの瞬間に入り込んでしまうこともあるので注意。
まとめ
飼い主さえ安全に気を配っていれば、家の中は猫にとって安全な場所です。ご飯やトイレなど基本の生活環境に加えて、安全管理もきちんと整えてあげてくださいね。
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