猫用システムトイレが便利!そのメリット・デメリットを紹介
- 2019.07.02
- 室内生活
猫のトイレもどんどん進化してきています。通常のオープンタイプ・ハーフカバータイプ・自動タイプなどですね。今記事では、取り入れている人も多いと思われる「システムトイレ」について紹介していきたいと思います。
猫用システムトイレとは?
猫用のシステムトイレは、従来の「砂で尿を固めるトイレ」ではなく、「1週間取替えがいらないタイプのトイレ」というのが基本的な定義となっています。2段構造になっていて、上に猫砂用のトレイ、下に専用トイレシートを敷くトレイを重ねて使うのです。
システムトイレに使う猫砂は、おしっこをしても砂が固まらず、下のトレイに落ちるようにできており、下トレイに敷いてあるトイレシートがおしっこをキャッチ・消臭してくれる仕組みになっています。なお、ウンチは下に落ちないので排泄の度に交換しなくてはいけません。
このトイレシートは猫が1匹なら1週間、2匹なら3日は取替えなくても大丈夫とされています。専用の猫砂も新しい間は消臭効果が高く、排泄してもしばらくすると臭いがなくなります。こちらは1匹で約1ヶ月、2匹で約3週間は消臭効果が続くので便利です。
猫用システムトイレのメリット・デメリット
猫用システムトイレは便利な反面、デメリットも存在します。ここではメリットとデメリットそれぞれについて説明していきましょう。
猫用システムトイレのメリット
まず1番に挙げられるのが「臭いをかなり緩和できる」という点。普通の猫砂を固めるタイプのトイレだと、オシッコで砂が固まり、それが残り硫黄臭がするようになっていますよね。
しかし、システムトイレは下にある消臭機能付きシートに流れるので、硫黄臭はかなり軽減されます。オシッコで砂が固まらないので、固まった後の崩れカスがトイレの周りに散らからないのも地味に良いところです。
粒が普通の猫砂よりも比較的大きめなので、猫ちゃんの足につきにくいのも嬉しいポイントで、「気付けばフローリングの上に猫砂が一粒落ちている…」といったことも防げます。
次に「トイレの掃除回数を減らせる」という点。オシッコ・ウンチ合わせて1日1〜2回程度の清掃回数で済みます。
ウンチを掃除する時と、下の消臭シートを交換する時くらいですね。シートは物にもよりますが1週間に1回の交換で済みます。
猫用システムトイレのデメリット
1番に挙げられるデメリットとしては、「オシッコをしているかわからない」という点。オシッコをいつしたのかや、1日に何回しているのかがわからないので、腎臓病など泌尿器の病気がある子には不向きです。
あと、普通の猫用トイレに比べると費用がかかってしまう点です。消臭機能に優れる比較的良い物を揃えようと思うと、システムトイレ本体・猫砂・ペットシートなど合わせてけっこうな出費になります。
猫用システムトイレの上手な使い方
最後に猫用システムトイレの使い方のポイントについて簡単に説明しておきますね。
消臭効果を高めるポイント
まず猫砂と消臭シートはこまめに交換することを基本として、猫砂とシート選びにも少しこだわってみましょう。目安としてはパッケージで「消臭力の高さ」や「香り成分」などをアピールしている製品は消臭機能に優れている傾向があります。
代表的なものがユニチャームの「デオサンド」ですね。競合他社の製品に比べると少しお値段は張りますが、その消臭性能はトップクラスと言って差し支えありません。
さらに、猫の尿の消臭に特化した成分が含まれた消臭スプレーをトイレの上から時々振りかけるようにするのも効果的です。
「砂で固めるタイプのトイレ」と併用するとなお便利
あくまで目安ではありますが、トイレの数は飼育する猫の数に対し1つ多めに置くと良いとされています。たとえば1匹ならトイレ2つ、2匹ならトイレ3つという感じです。
そこで1つをシステムトイレ、1つを従来の「砂で固めるタイプ」のトイレにしておくと、ウンチの方だけ砂で隠しやすい普通のトイレの方にしてくれる可能性があります。(猫ちゃんの性格・癖にもよりますが…)
まとめ
猫用のシステムトイレを使うなら、性能には妥協しない方が消臭効果は高いと言えます。システムトイレ本体・猫砂・ペットシートはとことんこだわってみましょう。
また猫ちゃんが1匹ならトイレ2つ、2匹ならトイレ3つにするなど、猫ちゃんにとって快適なトイレ環境を整えてあげてくださいね。
-
前の記事
猫の爪とぎの大切さ。おすすめのキャットタワーも紹介 2019.06.28
-
次の記事
猫の体を考えたキャットフードの選び方 2019.07.08